冬の間、部屋に飾っているのが、雪を女の一生に例えた「雪のひとひら」です。ロングセラーなので、いろいろな装幀のものが発売されていますが、私が一番好きなのは、この新潮社版のハードカバー。私が持っているのは初刷ではありませんが、このデザインはすでに絶版になってしまったようで、悲しい限りです。
絶妙な版型に黒とブルーのイラスト、帯の淡いピンクなど、完璧な色使いで、なんてセンスがいいんだろう、と見るたびにウットリとしてしまいます。
中面も、全体のレイアウトとか、ちんまりと入ったイラストとか、活版の文字とか、とてもとても美しいです。奥付までおしゃれ!
ちなみに、もはや「趣味」と言ってもいい「ブックオフでブックハンティング!」をしているときに見つけました。105円。
*motoco