エコバッグに縫い付けている「8」のタグは、
私が今年の夏に訪れたトルコで買ってきたものです。
イスタンブールの旧市街にある問屋街を迷子になりながら歩いていたとき、
ちいさなお店のウィンドウに、無造作に積まれたタグらしきものが目に入りました。
これはauk用にゲットせねば!!と思ったのは言うまでもなく・・・
2人入るとぎゅうぎゅうになってしまうほどの小さなお店には
先客がいたので中に入れず、どうしようかなあ、と
入り口のあたりをウロウロしていたら、
外にいるおじさんに話しかけられました。
「ボンジュール、マダム」
------なぜにフランス語? と思ったものの「ボンジュール」とご挨拶。
「フランス語話せる?(フランス語)」と言うおじさん。
「ちょっとだけ」と、思いきり日本語で返す私。
しばし、おじさんとフランス語と日本語ミックスでおしゃべりしました。
あんまり会話になっていなかったけど・・・。
そうこうしているうちに先客が帰ったので、おじさんと別れて店内へ。
四方の壁には、天井まである木の棚が作り付けられていました。
そしてそこには、数字が織り込まれたさまざまな太さのリボンや、
市場やお店で買い物をすると入れてくれる、見慣れたビニール袋がぎっしり。
気分は合羽橋。
常連さんしか来ないようなお店に突然訪れた日本人を見て、
ちょっと驚いたような顔をしている店主に、
「あの8のリボンがほしいんです(英語)」と指差しながら言ってみると、
どうやらわからない様子。
無言で紙とペンを差し出してきたので、詳細な絵を書いて渡すと、
棚からお目宛のリボンを取ってくれました。ヤッター!
そして、お金を払うと、静かに笑いながら「メルシー」と言ってくれました。
------お前もフランス語かい!!! と心の中でつっこみながら
「メルシーボクー。オルボワール! サリュー!」
と言ってお店をあとにしました。
気になるお値段は、1ロールで2トルコリラ(200円しないぐらい)。激安です。
でも、また訪れたいと思っても、あのお店を見つけるのは難しそう。
迷子になりつつテキトーに歩いてたからなあ・・・。
地図にマーキングしなかったことが悔やまれます。
思い出の詰まった貴重なタグ、手に取ったらガン見してみてください。
*motoco